『うちの日常』

ロー的生活←→私的生活まで
日々あったこと・感じたことを
思いつくまま・気の向くままに書いてみてます
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『ラッシュライフ』
久しぶりに、「おぉっ」と言わずにはいられないような本を読んだ。

ラッシュライフ
伊坂幸太郎 『ラッシュライフ』

-------------------
最初に、パズルのピースだけを次々と見せて、読者を混乱させた後、
それを1枚の絵に仕上げていく手法は、京極夏彦とよく似ている。

ただ、京極夏彦が、その作業を、ゆっくり丁寧に、読者に説明しながら
やってくれるのに対して、この人は、説明など省いて、すごい速さで
さっさとパズルを組み立ててしまう。

だから、最後まで物語の流れが変わらない。
にもかかわらず、最後にはすべてが整合的になる。

そして、作者にまんまと騙されていたことに気付く。
でも、それが変に清清しくて、読み終わった後、かなり爽快な気分でした。

「こんな話、今まで読んだことないし!」
っていう新鮮な感動がありました。

-------------------
これ、上手いこと映像化したら、かなり面白いやろうなぁ。
映画になったら絶対見に行くのに。。。
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小説と法学
こんな時間ですが、今しがた『狂骨の夢』をやっと読了したので、
狂骨の夢
その記念(?)に書き込みを。
少々、読書のススメ的なものでも書いてみようかと。

うちはよく本を読む方やと思います。
で、読んでるのは小説ばっかです。

小説読むと、登場人物が頭の中に出てきて、動きます。
その、脳で活字が映像(イメージ)に変換されるというか。

で、その人物は、最初は書いてある通りに動くだけなのですが、
その内に勝手に動き出します。
いいかえると、「あぁ、この人物は次はこう動くんやろうなぁ」ってのが
途中から読めるようになるわけです。

もちろん裏切られるときもあるけど。
そういうときのが却っておもしろいけど。
自分の予想を裏切る動きをした場合、それは自分のそのキャラに対する
考察が浅かったわけで、つまりそれはうちが読みきれないほど深い
キャラ設定がなされている場合なのやと思う。
やから、おもしろい小説っていうのは、キャラ作りがしっかりしてる
小説やとも思うわけで。

ちなみに、出てくる人物は、うちの記憶の中にあるその記述に一番近い
「者」が出てきます。それこそ実在の人物からアニメキャラまで。
(例えば、今読んでる京極堂シリーズやったら、京極堂役としては、
なぜか作者の京極夏彦さんが出てきます。
って、たぶん服装に引き摺られてるだけやねんけど)

●○●○
で、話は飛ぶけど、この「活字からイメージを形づくる」ということは、
法学を学ぶ上で、かなり大事じゃないかなと思うわけです。

なぜなら、活字で読むor話を聞いて、実際の事実関係をイメージするという
作業を、法律家は絶対にやらないといけないからです。

やから、うちは、判例の事実関係とか事例問題とかを、
小説を読む感覚で読むようにしてます。
その方が読み易いし、何より楽しい。

それに、具体的なイメージを頭の中に持つことで、上に書いたみたいに
そのキャラが勝手に動き出すわけやから、これは相手方の次の動きが読める
ようになるための訓練にもなるのではないかと。

そこで、その人がどんなキャラなのか見極めるために、
人間観察力が必要になってくるのやろうなと。

○●○●
ってな感じで、小説を多く読んでイメージする力をつけることも、
法学を学ぶ上で有用やと思うのですよ。。。
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「完璧な病室」
完璧な病室
『完璧な病室』小川洋子著 中公文庫

読んで思ったこと。「有機物と無機物」。
人間は、有機物であることに耐えられなくなったときに、
どうしようもなく無機物に惹かれるのだろうな、と。

無機物に惹かれてしまった人間を書いた作品としては、他に、
江戸川乱歩の『人でなしの恋』とか知ってますけど、これの主人公が、
かなり変質者チック(何たって、タイトルが『人でなしの〜』やからね)
に書かれてるのに対して、『完璧な病室』の主人公は、至極普通の人間。

こんな普通の人間が、ふっと現実から離れてしまう瞬間を書くのが、小川洋子さんはすごくうまいと思います。
他にも、『薬指の標本』とかおススメです。
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「とかげ」

『とかげ』 吉本ばなな 新潮社

まず最初に、一番気に入った一節を。表題作『とかげ』より。

「どうしてもどうしてもさわりたくて、気が狂うほど、もういてもたってもいられなくて、彼女の手に触れることができたらもうなんでもする、神様。
そう思った。そう思ってした。自然も不自然もない。せざるえない。思い出した。本当はそうだった。何となく気があるふたりがいて、何となく約束して、夜になって、食べて飲んで、どうする?となって、今日あたりいけるとお互いが暗黙の打ち合わせをしてる、というものではなかった、本当はただたださわりたくて、キスしたくて、抱きたくて、少しでも近くに行きたくてたまらなくて一方的にでもなんでも、涙がでるほどしたくて、今すぐ、その人とだけ、その人じゃなければ嫌だ。それが恋だった。思い出した。」

ずいぶん長い引用になっちまいましたが、まぁそうゆうことです。
この人の文章はストレートに心に入ってくるからいーですね。

最近気付いたのやけど、たぶんうちは書評を書くのがものすごい下手。
たぶん、読んでおもしろいと思っても、それで自己完結しちゃって、人にそのおもしろさをどのように表現していいかがわからないからやと思われる。
そーいや、小学校の夏休みの宿題の読書感想文も苦手でした。
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「号泣する準備はできていた」

『号泣する準備はできていた』 江國香織 新潮社

昔は、どうも甘ったるい感じがして、この人の文章はあんまり好きじゃなかったんやけど、今年の春にツライことがあって、それでめちゃめちゃ凹んでるときに読んだら何かすごく落ち着いて、で、好きになってしまいました。

この人の本を読んで感じるのは、『どこまでいっても優しい』ということ。
いいかえると、この人の文章は、読者を『絶対に見捨てない』感じがするから、読んでてすごく安心する。
まぁ、うちが落ちこんでたからそう感じただけかもしれないですけど。。。

ちなみに短編集です。
うちは、表題作の『号泣する準備はできていた』が一番好き。
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「イン・ザ・ミソスープ」

『イン・ザ・ミソスープ』 村上龍 幻冬舎文庫

うちは、一人の作家にはまると、しばらくの間その人の本ばっかり買いあさって読みあさる傾向があって(特に長期休暇中はそうなるんですけど)、村上龍は、学部2回生の夏休みと春休みに集中して読みました。
とにかくこの人の本は情報量が多いですね。半端じゃなく。そして速い。
話の展開が"早い"んじゃなくて、何ていうか、文章が"速い"。1秒たりとも時間を無駄にしてない感じがする。

数ある中から、うちが読んで一番おもしろかったのがこれです。夜中に読み始めてて止まらなくなって、最後まで一気に読んで、しかも読み終わったあとも興奮が冷めなくて、確かその日は眠れなかった記憶が…。
何ていうか、途中で本を閉じるのが怖かった。最後どうなるかを見届けんと、安心して眠れない気がして(←って、最後まで読んだら、今度は興奮して結局寝れてないのやけども)。

にしても、表紙の写真が気持ち悪すぎる…。
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「ひざまずいて足をお舐め」

『ひざまずいて足をお舐め』 山田詠美 新潮文庫

今まで読んだ中で、一番面白かった&共感できた&感銘を受けた本です。
うちの今までの人生の中でのベスト図書の、三本の指には入ります。
えらいタイトルやけど。まぁ、内容もタイトルに負けないくらいエライんやけども(笑)。

でも、タイトルだけ見て引いたりしちゃあいけません。これはいい本です。
特に、牘撚茲砲呂覆て本にはあるもの瓩書いてある件なんかは、読書好きな人なら、必ず共感できるのでは?と思います。
他にも、読んでて「あー、そうなんよねぇ…」って思う箇所が何個もありました。

うちは、「あぁ、この作者の人は背すじ伸ばして生きてんなぁ」って、読み終わったとき思って、ちょっと元気をもらいました。
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せっかく
カテゴリーって機能があるので、活用してみようかと思い、『読書』ってのを『日記』とは別に作ってみました。新旧問わず、読んでおもしろかった本のことをぼちぼち書いていこうかなとか思います。

日記も、半分読書日記みたいになってたしねー。その部分だけ独立ってことで。
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